日々雑論 憲法記念日なので一寸考えてみたよ

 さて、今日は5月3日。いまから少し物語をつくってみますね。
 むかしむかし、と言ってもちょっと昔、遠い遠い国からそれはそれは可愛らしい女の子がにっぽんにやってきました。目は青くぱっちりとして、頭もよく、不思議の国のアリスに出てくる女の子のような、それはそれは可愛い可愛い女の子でした。遠く親元を離れ、先生のところに住む事が決まると、一緒に住む周りのお友達もすごく仲良くしてくれて、女の子はほんとうに楽しそうでした。
 そんなこんなで楽しい日々が過ぎてゆき、女の子は少し大きくなりました。
 女の子が大きくなると、周りの目や行いがかわりはじめました。
 まず、住み込み先の先生が嫌がらせをするようになりました。軽くスカートをめくったり、胸を触ったりしはじめました。遠い遠いお父さんお母さんは「スキンシップだ」と言って信じてくれません。お父さんお母さんの話もありしばらくは軽く胸を触ったり、スカートを捲られたりということだったので女の子も泣く泣く我慢してました。
 それから月日がたちました。
 とおいとおい国のおとうさんおかあさんは既にもう連絡をとっていませんでした。
 住み込み先の先生には息子さんがいました。ある日、息子さんが女の子に酷いいたずらをしました。それはそれは酷いいたずらで、女の子の服を脱がし、乱暴をはたらいたのです。
 女の子は泣いて先生に訴えました。
 そしたら先生は言いました。
 「お前がそんなふうに誘ったんだからお前が悪い。息子は悪くない」
 女の子はショックで打ちひしがれました。
 それからというもの、女の子は毎日のように先生の息子に虐められ、嬲られ、犯されてしまいました。先生の息子も、自分の友達を呼んできて一緒に女の子をレイプして慰み物にしようとします。さらにまわりの野次馬までも駆けつけて、その有様をはやし立てます。
 中には「女の子が可愛そうだ」という声も出てくるのですが、先生に怒られてしまうので小さい声でしか言えません。
 女の子は恐怖と諦めと絶望の中、生きてゆかねばならないのでしょうか?

 まず、上の物語を読んでいただきたい。
 これを読んで、「先生とその息子は酷い奴だ」と思った方は普通にいると思います。最近の光市レイプ事件や、その他もろもろの性犯罪との関連かな?と思われた方もいるでしょう。
 しかし、そんなことを言いたいのではありません。
 これは日本国憲法(とくに9条)の現状を自分なりに解釈した結果なのです。 
 「日本国憲法」を「女の子」「戦中世代の政治家、日本」を「先生」「戦後世代の政治家、日本」を「先生の息子」「捻じ曲げた法解釈」を「レイプ」「マスコミ、馬鹿な右派」を「周りの野次馬」と置き換えただけです。
 こうやって読み解くといかに日本が憲法を冒涜してないがしろにしているかがよくわかりますね。
 光市事件や他の性犯罪と同じ事を、憲法改正派は「日本国憲法」に対して「他国からの憲法である」とかいうだけで行っているのです。「時代に合わない」から変えただけ?そりゃあわんだろうさ 憲法のほうが時代のはるか先を行ってるんだから追いかける努力はおろか目先の利益にこだわって後退しかしていない「今の亡国日本」ごときが追いつけるわけがない。遅れてるのはあんたらだ。「売国奴」? 別に構わんよ 俺は国家の奴隷じゃない。国益に反する」?「国益」じゃなくて「国の一部の権益と大企業の権益」の間違いだろ? 
 アンケートなどではかろうじて改正反対派が改正派を上回ったようですが、これからも油断せずに見守ってゆこうと思います。