日々雑論 今日は上手くまとまりませんねえ。

 いろいろ考えてはいるんですが…
 今日は上手にまとまりませんので…
 最近読んだ本などをとりあげます。

黒田喜夫詩集 (現代詩文庫 第)

黒田喜夫詩集 (現代詩文庫 第)

黒田喜夫詩集読了。
なんて言ったらいいのか…
 うーん、重いです。とてもとても重いのですが、この重みはやはり戦後のGHQの民主化政策が中途半端に終わった事に対する重みなのではないかと思うのです。この辺もっと突っ込んで考えてみたいのですがあまりの重さに言葉が出てきません。凄く心を打たれた事は間違いないんですが、表現できる言葉が出てこない、という点で難しい。もう少し頭が冷えて言葉が見つかったら改めて取り上げます。中上健次も重いんですが、黒田喜夫も負けず劣らず重い…

朝鮮紀行〜英国婦人の見た李朝末期 (講談社学術文庫)

朝鮮紀行〜英国婦人の見た李朝末期 (講談社学術文庫)

イザベラ・バード「朝鮮紀行」読了
前に読了した「朝鮮の悲劇」と合わせて読んでましたが、「朝鮮の悲劇」が主に「併合後」のルポであるのに対してこちらは「併合前」の旅行記ですね。ロシアと日本の、半島での対立といいなかなか面白く読むことが出来ました。ただ、日露戦争前の旅行記なので、半島の未来に対して希望的観測で終わっていますが、それが画餅であったのは史実の通りで「朝鮮の悲劇」が詳細に記してありますね。