日々雑論 [雑論] 自己責任ねえ…

 えー、今の世の中「ジコセキニン」という言葉は錦の御旗の如く使われておりますが、あたしゃこれがどうも気に食わない。
 何が気に食わないかと言いますと、「あまりにも使う人間が都合が良すぎる」所にあるわけで。
 じゃ、オイラ流の「自己責任」とやらを早速述べてみよう。
 まず、沖縄で手榴弾を住民に渡しておきながら自身はとっとと米軍に投降し、黙って息を潜めていればまだ可愛いものを、大江健三郎の著書を全く「読み」もせず「名誉毀損」で訴えた挙句にみっともなく敗訴確定して自爆した誰かさんは「自己責任」だから笑われても仕方ないと思うし、南京大虐殺で百人斬りをさかんに吹聴し、家族にその様子を書き記した手紙を送っているだけでなく講演会まで行った連中の遺族が「名誉毀損」で訴えて惨めに最高裁で敗訴したどこかの人も「当人」の「自己責任」を問う側としては問題が大有りだな。
 加えてまともな人なら「なんじゃこりゃ」と呆れるような極めてヘンテコリンな珍説をぶちかまし、大陸で判決が出たのを様子を見て流せばまだ可愛いものを、「わざわざ」日本で確認の訴訟を起こしたために「逆告訴」される羽目になり、裁判所から「学問的研究に値しない」とまで言われちゃった東中野とかいう某教授とどっかの四流出版社も自己責任だからしかたないよねえ。
 トドメは南京大虐殺をただ「数」の問題や「行った事」への「対価」の問題にすりかえて「無かった事」にしたい連中が一時期に比べてかなり減ってはいるんだが、そいつらの自己責任はどうなんだろうとも思ってしまうなぁ。うんうん。まず謝罪する事から始めないと進まないと思うんだけど。 
 最近の例だと松本サリン事件で何の罪も無いサラリーマンさんがマスコミや付近住民から凄惨な「私刑」を受けたわけだが真相が判明して、更に事件から10年以上経っても未だに「謝罪も何も」聞こえてこないのは「連中」の自己責任を問う側としてどうなんだろう。
 税金投入がどーのこーのってんなら某エロ小説家上がりの賭知事様なんか、絶滅危惧種指定の珍銀行東京に400億と言う庶民の血税をぶち込みながらなんら「自己責任」について語ってないのも癪に障るし、釜ヶ崎で大規模事件が起きている真っ最中に、安穏と「資金集めパーティ」を開くような某府知事も、「危機管理能力」「福祉対策」に対して全くの無策という事で、あのような痛ましい事件を発生させてしまった「自己責任」を叩かれてもいいようなもんだがそんな気配は毛頭無いし。 
 あと、自分では絶対にやらないような3K低賃金仕事を海外からの方々がバックアップしてくれているにもかかわらず、平気でその人たちを侮蔑するような連中の「自己責任」も聞いてみたいね。
 じゃ、最後のトドメをいくか。
 去年の参議院選挙で例を見ないほどの惨敗をしたにもかかわらずみっともなく政権にしがみつき、挙句の果てにはいきなり政権を放り出し、既にただの一議員でしかない癖に国家主賓に対して無礼千万な放言を行い、山口県補欠選挙では勝手にしゃしゃり出て敗北したにもかかわらず他人事で馬耳東風、加えて元首相とは思えない幼稚な言動を繰り返すどこぞの誰かさんについての自己責任はどうなるのか、是非とも聞いてみたいですなって…あぁ
あれは躁病だから責任能力ないか。