日々雑論 歴史修正主義に対する考察 9 陰謀論と言う程のものでもないけれど その2

 一応こっちの続きという事で、こっちも確認願います。でないと話が見えにくい。
 だいぶ鬱病が回復しつつあるので、それの確認も含めて車で遊んでました。ちとバテたかな?実家に本を取りに行っても良かったんだけど途中から雨が凄かったからねえ…おかげでフェミニズムとかいろいろ展開したいんだけど記憶だけで物を言いたくないんでちとまだ手出しが出来ないのと、昨日のエントリで挙げた岩波新書も基礎体力の全く無い所為か、読むのに少し時間がかかりそうです。結構読んでていい感じなのですがもう少しお待ち下さいっても誰もそんなの待ってないな(笑)
 ま、今回は前回の続きという事で、いささか陰謀論臭いんだけど、なぜ「この10年ちょっとで歴史修正主義が6月のボウフラみたいに湧き上がったんだろう?」というのを考えて行こうかと。
 今の世の中景気がいいのは中国とかロシアかな? だけど中国は建前こそ共産主義だからこの「格差」をなんとかしないとなんか一揉めありそうな気もするし、ロシアも相変らずどーだかねーという感じはする。
 なんでこんな妄想を、オイラみたい何処の馬の骨ともわからないドシロウトが疑問というかあてずっぽというか、テキトーなゴタクを並べられるのか?というのが今回のネタと言えばネタですな。ハイ。
 世界の「投機マネー」がソッチのほうに流れているのが見えないんですよ。
 ???と疑問詞がたくさんついてらっしゃる方がみえるかと思います。それにいきなりこんな事ぶち上げるくらいだしね。
 今、何から何まで物価が上がり、我々貧乏人は何処もいけないし何もお金を使えないという悲惨な有様なのですが、よく新聞をにぎわしている話題として「燃料」や「穀物」が「投機マネー」として「大量に流れ込んでいる」という事が挙げられると思います。
 確かに気象変動による作物の不作や燃料枯渇の懸念等の影響もあるのも間違いは無いのですが、「サブプライムローンバブル」が弾けて行き場を失った「投機マネー」が「中国」や「ロシア」へ流れずに「穀物」や「燃料」に流れておりその結果として「燃料」「穀物」の「投機マネー」が「非常に有効に機能している」事は間違いが無いでしょう。簡単に言えば「燃料バブル経済」です。 
 「バブル経済」ですか…懐かしい響きですねえ。アタシゃ何の恩恵も受けませんでしたが(笑) 
 当時は兎に角「金」が無かったけど「暇」だけは腐るほどあったため、ゲーセンで100円だけを使って約2時間延々と一つのゲームを続けた後、「あ〜疲れた」とテキトーに常連ダチと駄弁って気がついたら終電時間一歩前、という生活でした。月末給料前になると本当に金がなくなって、10円で1日を過ごしたりとか、当時地下鉄にはウォータークーラーがありましたので、喉の渇きと飢えを水でパンパンにして、ぐるぐる地下鉄を延々と本を持ち込んで読んだりとか、大型書店で文庫本1冊まるまる読み潰したりとか、「金が無くても出来る」遊びをしていたものです。
 話が脱線しましたな(笑)
 元に戻して、いわゆる「投機マネー」の流れた先として「日本バブル経済」の後に来たのが「東南アジアの奇跡」と呼ばれる「東南アジアバブル経済」、その後が「ITバブル経済」と来て「サブプライムローンバブル経済」で、今の「燃料バブル経済」と、順に並べるとこんな感じになるかと思います。
 「日本」の「バブル経済」がはじけたのと、「東南アジアの奇跡」が起こり始めたのは今からだいたい、10年位前…と考えると、何か妙な感じがしませんか? 
 何が妙かはっきり言えって?
 歴史修正主義」が叫ばれだしたときと妙にリンクしてませんかという事だ。
 連中の持ち上げる「新しい研究」とやらが矢鱈めったらに叫ばれだしたのが約10年位前なのは確かなんだ。実際にこのくらいの時点で「新しい研究」を連呼していた奴をアタシゃ知っているしこの目で見ている。苦々しい目でそいつを見ながら「眉唾もんを誇張しやがって」と腹で思ってた。
 何が言いたいかって?
 「日本」が円札ビラで他国の人の頬を叩いて物を言ってた時期には「南京大虐殺否定論」「歴史修正主義」は殆ど目立たなかったのに、「日本」でバブルが弾けて経済氷河期となり「東南アジア」諸国が急成長を遂げ始めると途端に「強力なデンパ」が飛び出して、「南京大虐殺否定論」を中心とした「歴史修正主義」が喚きだした、という事だ。 
なんか「ここ」に妙なリンクを感じるんだよなあ…