日々雑論 [ネトウヨ][オタク][ネタ] うぜえ(笑) その3

 夏真っ盛りで一昼夜勤務職になりふらふら〜とか、職場が暑すぎて冷房を最低温度にしたら体が参っちゃってOhNo!とか、いろいろ夏の風物詩が物語られますが、兎に角鬱陶しい月にさしかかろうとしているのは事実ですね。うん。
 この時期何がうぜえかっつーと、えらく沢山「被害者ぶる」連中がそれこそ産業廃棄物のように湧いて出てくるんですよ。それも大威張りで。
 「敗戦」を「終戦」と言いくるめ、侵略、略奪戦争に「自衛戦争」と言う名称の合成甘味料を塗りたくり、「文字通り」世界を相手に近代兵器で武装した「日本軍」という名のイナゴの大群が、砂糖に群がる蟻のように略奪犯殺を展開した挙句自滅しただけなのに「やたら」「鬼畜米国の大空襲」のみを取り上げて、うんざりするほど不味くてくどいスペシャルメニューの連発を食らった後の、食後に出てくる最後のデザートは「原子爆弾」で〆ですか。いくら秋山ジャンでもこの食材「だけ」で大変美味しく料理しろと言われては非常に難しいと思いますな。
 ウゼェ事この上ないんですが。
 もういい加減被害者ぶるの止めようや。見苦しい事この上ない。
 そもそも日本の戦後教育における戦争批判のやり方や認識自体が奇形なのであって、普通であれば「やっちまった事は取り返しがつかないからごめんなさい」と謝罪するのが筋なんだけど、戦後のアメリカのチョコレート政略とレッドパージの関係からなのだろうと思うが、「戦争はこんなに(やられてしまうから)悲惨なものだ。こんな(にやられてしまうような被害を出す)悲惨な事は二度と繰り返してはならない」というのが日本の戦後教育における戦争否定の骨格だったはずだ。でなければ都市高空空爆や沖縄のひめゆりの塔原子爆弾などに対する「やられた事」やわだつみ派の戦争否定なんかは本当に小学生のちまい頃から耳にタコが出来るほど聞かされたが「やった側」としての大陸での略奪犯殺、半島における義兵闘争、南京大虐殺シンガポール華僑粛清等の「加害者」としての事例を知ったのは比較的最近(それでも中学高校だったけどね)だし、それもほぼ「独学」で、先生や教科書で学んだ記憶はまるで無い*1といういびつな近代史の教え方はしないはずだ。 
 言うまでも無くアジア太平洋戦争において旧軍と旧政府の行った行為は「加害者」そのものであり、これは全く動かしようが無い。それを必死に糊塗、隠蔽しようとし、被害者ヅラし続けてきた結果、今の妄言や寝言が湧いて出ている訳で。
 で、さらに頭が死んでしまっていると思われるのが、「自身に都合の悪い事」に対しては「不利なデータ」を頑なに信じて、「自身に都合の良い事」に対しては「有利なデータ」のみをぶちあげるネトウヨの方々っすね。
 どーいう事か全くわからんかも知れないが、実際に某所で前にやりあったネタだし既に前のエントリで取り上げたネタなのだが、「日本の兵装の歩兵銃はそんなに殺傷力が無いし、日本刀では3人斬ったらガタガタである」というデンパをキャッチしたときに「じゃ、それでよく半島での義兵闘争や大陸での侵攻作戦が展開できたねえ? 兵装弱かったんでしょ?」とアタシが突っ込みを入れると「そうじゃない。日本の銃は弱くないし、日本刀もぼろぼろじゃない」と来る。
 アタシャ頭はあんまり良くないのですが、頭のいいインテリさんはこのやりとりをどう思われるのでしょうか? 死料を読み込んでいる方だとこれをきちんと説明できるようなのですが、残念ながらチンプンカンプンでした。馬鹿は死んでも治らないとも言いますが…
 

*1:ただ、予備校時代の世界史の講師の先生が「受験対策」として詳しく教えてくれたのは覚えてる。高校がこなしきれないカリキュラムを大学入試試験では積極的に出題してくるので、近代史は絶対に勉強するようにという事で叩き込まれました