日々雑論[ニッポソ][ネタ] ネトウヨが何を嫌いなのかぼんやり見えてきたような

 まー法的な場面では事ある毎に歴史修正主義とやらの連戦連敗が確定しており、それと共に阿呆連中はますますヒステリックにあたり構わず噛み付いているわけですが、なんかぼんやりとだけですが、ネトウヨ阿呆連中が何を嫌いなのかぼんやりと見えてきたようなそうでないような、と思ってみたり。
 簡単に言うと「西洋インテリ」が嫌いなんだろーなー、という事だ。
 「アカ」つーたらまぁインテリと言ってもだいたいあってると思うし、インテリの基本は文字が読めるかどうかだからそういう意味でも「ネトウヨ」は本を読まない、本を読むのを嫌うというのはおおむね間違ってはいないだろう。西洋インテリといってもいろいろあるが、あたしゃサヨクサヨクでも左翼面白主義だから、別に「ブサヨ」と罵られようが痛くも痒くもない。以下、平岡正明「平民芸術」より抜粋

(略)思想家にあっては170cm、70kgあれば戦闘力に不満は無い。加うるに2、3年の格闘技の訓練を受ければ、論争の挙句血迷ってビール瓶を振りかざした論敵が迫ってこようとも2、3秒後にはのばしてしまえるのであるから上杉清文の178cm、80kgはやや大きすぎるようにみえる。(略)
 問題は骨だ。本書に既に読者が見られた如く、彼は美男の五木寛之柄谷行人藤原新也をバカにし、ニューアカデミズムの美童をバカにしている。理由は、2枚目は西洋インテリだからである。だから彼は排外主義を国内に及ぼす。この美意識では上杉清文は一貫しているのであって、彼の親しい友人を掲げてみようか。南伸坊末井昭秋山道男平岡正明栗本慎一郎、みな酷い顔をしている。(略)
 顔がなんだ! 整形で幾らでも変えられる。しかし頭蓋骨はそうはいかねえ(略)

続いてもう一つ

(略)天才的なやつは、顔が貧血していて、一見風采の上がらぬものだ。次に尻を見る。尻が貧弱なやつは思想的に大したものではない。最後に骨。骨に存在感が希薄なものは思想にも骨が無い(略)

 だいたいネトウヨ連中の言動を眺めていると「マスゲーム好き」*1つーのがあるかと思いますが、これ見てみるとそれとは対極でしょ?ありとあらゆる知識を豚の如く取り入れながら人様から借りてきた思想を自身の中で再構築し、多方面に文字通り貪欲にリンクする。どう見てもスマートじゃねえが骨と基本はゆるぎない。
 ネトウヨの論法を見ていると、まるで「偏食こぼう」を見ている様だ。だからこそ栄養も偏りガタガタになっているんだろうけどね。

平民芸術

平民芸術

*1:アジア人ならだいたい好きそうだけどね