日々雑論 戦後のゆとり教育の弊害でしょうな(嘲)

 まー、ウサンケイのデンパ尊師あびるんこと阿比留瑠比流にこのブログを例えて言うなら「国を憂い(ている訳じゃねーけどデンパがいつもあらぬ方向からたくさんたくさん聞こえてくるのが鬱陶しいのでそういう意味では憂いてるわな)我が身を甘やか(しても仕方ないなと常々思うのだがまぁ、自己防衛本能は存在するので自己回避)す日記」とでもしようか。
 で、ウサンケイが事あるごとに「戦後教育の失敗」だとか喚いてるし、魔界衆橋下なんぞも口癖のように戦後教育を攻撃してるが、戦後教育真っ只中で受けてきた身としては、いまひとつ実感が湧かなかったわけですよ。
 ですが、本日やほーニュースを呆けてみていたのですが、戦後教育の劣化振りを示す証明がドババンと出ておりましたのでここに取り上げる事に致します。 
 以下、やほーニュースより

航空幕僚長>「侵略国家は濡れ衣」と論文で主張、更迭へ 
10月31日21時18分配信 毎日新聞
 航空自衛隊トップの田母神(たもがみ)俊雄・航空幕僚長(60)=空将=が、日本の過去の戦争をめぐって「我が国が侵略国家というのは濡(ぬ)れ衣(ぎぬ)だ」と主張する論文を執筆していたことが31日、分かった。侵略と植民地支配を謝罪した95年の「村山談話」などの政府見解を大きく逸脱する内容。集団的自衛権の行使を禁ずる憲法解釈などを「東京裁判のマインドコントロール」と批判もしており、事態を重視した浜田靖一防衛相は田母神空幕長を更迭する考えを表明した。
 論文は「日本は侵略国家であったのか」と題し、総合都市開発「アパグループ」の懸賞論文「真の近現代史観」に応募。最優秀賞を受賞し、31日にインターネット上などで英訳とともに公表された。
 浜田氏は31日夜、防衛省で記者団に「先の大戦の評価など不適切なものを含む。政府見解と明らかに異なる意見を公表しており、航空幕僚長としてふさわしくない」と述べた。週明けにも更迭を正式決定する。浜田氏は論文の内容について「全く知らなかった」と語った。
 論文は、日中戦争について「我が国は蒋介石により戦争に引きずり込まれた被害者」と指摘しながら、旧満州朝鮮半島が「日本政府と日本軍の努力によって、圧政から解放され、生活水準も格段に向上した」と植民地支配を正当化。そのうえで「多くのアジア諸国大東亜戦争を肯定的に評価している。我が国が侵略国家だったなどというのは正に濡(ぬ)れ衣(ぎぬ)だ」と結論づけている。
 さらに、自衛隊のあり方をめぐり、集団的自衛権行使、武器使用の制限を挙げ、「自衛隊は雁字搦(がんじがら)めで身動きできない。マインドコントロールから解放されない限り我が国を自らの力で守る体制がいつになっても完成しない」と記している。
 麻生太郎首相は10月2日の国会答弁で、村山談話と、戦後60年に改めて謝罪した05年の「小泉談話」を踏襲する考えを表明。中国訪問中の同月25日には中国メディアに村山談話の踏襲を改めて示していた。こうした首相の意向ををほぼ否定する論文を現職自衛隊幹部が執筆したことで、アジア諸国の反発が予想される。
 田母神氏は防衛大学校卒。71年に空自に入隊し、空幕装備部長、航空総隊司令官などを経て07年3月から現職。【松尾良】

 うん、確かに「侵略戦争」などといったご立派なものですらなかったよね。事有る毎に述べてる通り、あんなものは近代兵器で武装した蛮族の大群が本能の赴くままイナゴのように群れを成して大暴れしただけの話であってそれが証拠に対米宣戦布告はなされておらず、宣戦に対する詔という、「宣戦布告のようなもの」でお茶を濁し、対英に至ってはそれすらも出されずにマレー半島侵略を開始、対中戦でも宣戦布告の出されぬまま戦闘を開始、文字通り底なし沼に嵌まり込んだ事を挙げれば事足りる。仮にも高等教育を受け、しかも防衛大学校と言う超が付くほどの難関学校の出身で、もう一つ付け加えるに航空自衛隊の幕僚長という非常にデリケートかつ重要なポストに付いておりながらのこの居酒屋談義以下の駄法螺を吐くという事は… 
 戦後の民主化教育が見事なまでに失敗しており、東アジア一帯を混乱と阿鼻叫喚の渦に巻き込んでおいて全く反省、自覚をしていないことの証左であり、はからずも胡散臭いケイや橋下なんかが騒ぎ立てる「戦後教育」が大失敗している事の証明でもあるわけだ。