日々雑論 与党にゃそれを言う資格ないなあ。

二日前の話なので既にニュースではありませんが(笑)以下、朝日新聞より

雇用対策4法案が参院委可決 野党が強行、与党は抗議2008年12月18日20時8分
 民主、社民、国民新の野党3党が提出した雇用対策4法案の採決が18日、参院厚生労働委員会で強行され、民主、社民両党の賛成多数で可決された。3野党は今国会で成立させるため、民主党の小沢代表と麻生首相の党首会談を申し入れたが、与党は拒否した。4法案は19日の参院本会議で可決されるが、与党が衆院採決に応じないため、成立はしない。
 採用内定取り消し規制、派遣労働者等解雇防止緊急措置、住まいと仕事の確保、有期労働契約遵守(じゅんしゅ)の4法案。ねじれ国会で参院での野党提出法案の採決強行は、6月の後期高齢者医療制度廃止法案に次いで2度目。
 4法案は、雇用情勢の悪化を受け、3野党が15日に国会に提出した。18日一日で趣旨説明から審議、採決まで行う異例の委員会運営。「野党のパフォーマンス」と反発する与党は採決を棄権した。共産党も採決を棄権、小池晃政策委員長は「与野党で議論できる環境を壊している」と批判した。
 採決後、与党は西岡武夫議院運営委員長と岩本司厚生労働委員長の解任決議案を江田五月参院議長に提出した。岩本氏の解任案は19日の参院本会議で否決される見通しだ。
 麻生首相は18日夜、記者団に対し、党首会談拒否の理由について「法案を国会で審議している最中で、党首会談のたぐいの話ではない。法案を出すたびに党首会談になりかねない」と述べた。

 なんか与党周辺が「強行採決だ」と息巻いておりますが…
 アベとかいう躁病の元首相在職時、数にまかせた自民党強行採決は何回ありましたっけ? 
 やり返されただけじゃねえか。
 更に加えて阿呆の参議院議員が「民主党社会主義を狙っているのか?」という発言をしていたが…
 無知の極みも甚だしい発言でこんなんが議員様やってんのかよと思ってしまった訳で。
今の世の中ネオリベラリズムという名の古典主義経済学がやっぱりパンクしてしまっているのは既に証明済みな訳で、古臭い黴の生えた「見えざる神の手」なんぞを持ち出したおかげでこれだけ格差と貧困社会が進んだ訳でしょうが? この議員様はもう一度世界史の勉強をして、ケインズ経済学をしっかり身につけてから発言するべきだろう。
 パフォーマンス?
 パフォーマンスの何が悪い?
 パフォーマンスと利益誘導を巧みに使い分けてのさばっていた自民党自身のいう言葉でもない。
 更に衆参逆転による政治的混乱を否定して「大連立」をやたら持ち上げる御仁も居られるようだが、この混乱を乗り越え、敵味方色々参戦して煮詰めてこそ、より高次の段階に上れると思うのだ。よって今の「ねじれ国会」と称される段階は「問題」なのではなく「生みの苦しみ」による混乱と考えなければならない。まあ民主党にしろ自民党にしろどちらにしても保守保守であり、経済界の御用聞きに徹する可能性が高いためどっちになっても期待はしてないんだけどね。