日々雑論 ウサンクサイケイ抄1月19日

ウサンクサイケイ抄1月19日(元版)

卵が一番好きなんだ いりたまご うでたまご めだまやき おかあさんの匂いがするんだもん おかあさんがつくってくれるんだもん ほんとだよ」。サトウハチローは、日本一、いや世界で一番多くの母の詩を作った詩人といわれる。
 ▼作品のなかには、大好物の卵料理のほかにも、さまざまな「おふくろの味」がちりばめられている。かるめやき、おこげのおむすび、とんがらしを入れないきんぴらごぼう…。
 ▼「母親の肉ジャガです」。エチオピアで昨年9月に武装集団に誘拐された日本人医師の赤羽桂子さん(32)が、先週9カ月ぶりに帰国した。到着した空港で「食べたいものは?」と聞かれて、笑顔で答えていた。監禁中に何度も思いだして、心のなかで味わっていたのに違いない。
 ▼ニューヨーク市ハドソン川で、不時着事故を起こしたUSエアウェイズ機の搭乗者の、その日の晩餐(ばんさん)の様子を想像してみる。いまや英雄となったチェスリー・サレンバーガー機長と、救助に当たった人たちに感謝しつつ、家族や恋人、友人と「奇跡の生還」を喜びあったに違いない。
 ▼アメリカにもそれぞれの家の「おふくろの味」があるはずだ。そのアメリカで放映されたドキュメンタリー映画「めぐみ−引き裂かれた家族の30年」=原題「アブダクション」(拉致)=が、放送ジャーナリズム分野のピュリツァー賞とされる「デュポン賞」の受賞作品に決まった。
 ▼小欄でも紹介したことがあるが、在米のカナダ人夫妻が、北朝鮮に拉致された横田めぐみさんの救出活動を懸命に続ける、父親の滋さんと母親の早紀江さんの姿を追ったものだ。30年以上も「おふくろの味」から引き離された日本人がいることを、世界はもっと知ってほしい。

ウサンクサイケイ抄1月19日(改訂版)

「卵が一番好きなんだ いりたまご うでたまご めだまやき おかあさんの匂いがするんだもん おかあさんがつくってくれるんだもん ほんとだよ」。サトウハチローは、日本一、いや世界で一番多くの母の詩を作った詩人といわれる。

 ▼作品のなかには、大好物の卵料理のほかにも、さまざまな「おふくろの味」がちりばめられている。かるめやき、おこげのおむすび、とんがらしを入れないきんぴらごぼう…。

 ▼「母親の肉ジャガです」。エチオピアで昨年9月に武装集団に誘拐された日本人医師の赤羽桂子さん(32)が、先週9カ月ぶりに帰国した。到着した空港で「食べたいものは?」と聞かれて、笑顔で答えていた。監禁中に何度も思いだして、心のなかで味わっていたのに違いない。

 ▼ニューヨーク市ハドソン川で、不時着事故を起こしたUSエアウェイズ機の搭乗者の、その日の晩餐(ばんさん)の様子を想像してみる。いまや英雄となったチェスリー・サレンバーガー機長と、救助に当たった人たちに感謝しつつ、家族や恋人、友人と「奇跡の生還」を喜びあったに違いない。

 ▼中国や朝鮮、韓国にもそれぞれの家の「家庭の味」があるはずだ。その日本で出版されたドキュメンタリールポ「中国人は日本で何をされたか」が、趣味は世界革命と豪語する全身前衛評論家、平岡正明氏の著作にある。

 ▼いつも産経では無視、侮蔑、全否定しているが、旧日本軍に拉致され、強制連行されて戦後保障も受けておらず名誉回復もなされていない方々が存在し、30年どころか遠く異邦の地で亡くなるまで「母の味」から引き離されてしまっている事を、阿呆の一つ覚えのヘイトスピーチデンパ記者あびるんに煽動されて無駄なFAX攻撃に人生の生きがいを見出す、エロゲとネットばかりにうつつを抜かして本を読まない愚かなヒッキーネットウヨはもっと知ってほしい。



相変らずちまっと文章変えるだけでまるまるウサンクサイケイ新聞に対する強力なアンチテーゼになるのが面白いっすね。
ネタに困ったときのウサンクサイケイ新聞とはこのことですな。