日々雑論 歴史修正主義に関する考察29 台湾は味方とか言ってる阿呆守連中ってお目出度いね。

 まー、いろんな意味で充電中なのは充電中なんですが、阿呆守連中の唯一の心の拠り所と思われる「台湾」で、旧軍旧政府が何やってきたか?つー事を述べてみる事は、そんな単純なもんかいねえ?という意味でもあながち無意味では無さそうなのでここで少しほじくり返してみようかと思う。
 確かに日本の台湾支配50年は半島支配35年よりもうまくいったと言われているのは間違いが無さそうだが、うまくいったという事は見方を変えればやりたい放題に出来たという事でもある。 
 何を根拠にンな事言ってんだオラ?と阿呆守の反論が聞こえてきそうなもんだけど、根拠もなしに言ってるわけでもなかったりする。
 台北帝大医学部精神病学教室主任教授 奥村二吉 昭和17年3月の論文「民族と精神薄弱−高砂族の精神薄弱の研究」をみてみよう。
 どんな調査をしていたかというのをごく簡単に言いますとですね、高砂族の「バカ」の研究、なわけだけどそのやり方がえげつない事この上ない。まず、子供に2桁の計算をやらせその正答率を調べた後で山の中に集団で分け入り7千人ほどの現地人に「バカ」は誰だ? この中に「バカ」は何人いるか?と聞いて廻るというすげえ内容なんだけど、現地における「バカ」の基準が

女にては麻つなぎ、裁縫、機織などが出来るか否か、男にては背負袋、藤細工、家建て、匙を作る事等の能不能その他仕事への自然性(遅速性)等…

 平岡正明「キネマ三国志より一部抜粋したが、一方では数字の計算という極めて客観的なやり方で、またもう一方では社会生活を基準としたやり方で、つまりはあらゆる方面から高砂族の「バカ」を調べているのだが、「霧社事件」なんかでもわかるように「ああやっぱりね」という感じがあるんだけど、731部隊の例を引き合いに出すまでも無くこういった植民地医学からでも改めてやりたい放題振りが出てくる訳で。
まだ続きます。