日々雑論 なんかテレビ見ててすげえ腹たった事
やっとメイスン&ディクスンの上巻が読み終わった…でもまだ下巻が残ってる。戸坂潤もF・A・マッケンジーの「義兵闘争から三一独立運動へ」もまだ途中ですっぽかしだしどーすんべ。積読状態で一向に消化が終わらないですが、とりあえずは目の前のメイスン&ディクスン下巻を片付けようと思います。
トマス・ピンチョン全小説 メイスン&ディクスン(下) (Thomas Pynchon Complete Collection)
- 作者: トマス・ピンチョン,柴田元幸
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2010/06/30
- メディア: 単行本
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今日は久しぶりの休みでしたので、ゆっくりと起きてゆっくりと飯食おうと思い、テレビを見ながらぼけっと飯を食っておったのですが、テレビ見てるうちになんかやり場のない怒りを覚えてしまって速攻で飯食って上でケータイいじってました。体に悪いからゆっくり食うようにしてるんだけどねえ…
まあ、1階に下りた時点で既にテレビがついており、おまけにそれを見てる人がいるので下手にチャンネルを変えるわけにもいかなかったつーのがありますが、内容はけーさつのドキュメントなんですが、不法滞在外国人逮捕のドキュメントをやっておりました。まあ、よくある話かつよくある展開で、終始「不法入国したパキスタン人の捜索逮捕の流れを通して、不法に入国した外国人の犯罪はウンチャラカンチャラ」で終わってるんですが、ちょっと待てよ?と何個も何個もアチキの頭の中でクエスチョンマークがついちまった訳ですわ。
で、なぜクエスチョンマークが頭の中を踊ったかといいますとですねえ…
不法に入国する人がいるということは、不法に入国させようとする人が居るからであって、入国させようとする人が居るという事は、入国した人を何らかの理由で使おうとする人が、入国させようとする人に依頼しているから入国する人が実際に居る訳です「よね?」
という事はですよ、その様な方々にとっては正当な理由や正当な条件では使いたくない、もしくは使えないからこそ不法入国の方々を使う訳でしょうし。
で、そこを軽くすっ飛ばして終始「末端」の不法入国する人「だけ」を悪者扱いしていた報道姿勢に腹が立ったわけです。インタビューに答えていた現場の警察がやたら不法入国による治安悪化を強調していたが、同じ外国人の犯罪でも在日米軍兵士の犯罪に対する、腫れ物に触るような報道との温度差は何なんだ?米兵の犯罪報道に関して言えば某拓殖大学の教授様であらせられる花岡とか言う変な文屋崩れの米軍兵士擁護と少女に対するセカンドレイプもまだ記憶にある方も多いだろう。
何度も言うのも面倒くさくてかなわんのだけど、既に日本は国際共生社会であって、末端労働も含めた上で上手に折り合いをつけないとやっていけないにもかかわらず、そこがわかってないのが多すぎる。まあ、報道やそのほかのシステムに問題や欠陥があるのだろうが、恐らくこういった社会的弱者を不当な状況下で利用するだけ利用しつくして不法入国という錦の御旗の下に一刀両断するだけでハイオシマイというのはいい加減止めた方がよいと思うのだ。こんなことばかり続けているとそのうちに手痛いしっぺ返しを食らうだろう。いつになるかは判らないが。