ウサンクサイケイ抄 8月11日

久しぶりのウサンクサイケイ抄ですが、なぜ久しぶりかと申しますと、もう同じ事の繰り返しで正直「飽きてきた」つーのがあります。しかし今日のKKK抄は弄くらないと話しにならんだろう。産経抄の下劣振りは今に始まったことでもないんだが、今日の産経抄はあまりにも酷過ぎるので、晒し者にして弄くり倒します。

産経抄8月11日
小人閑居して不善をなす、とはよくいったものだ。歴代首相は、まとまった日程がとれる8月に外遊するのが常だったが、菅直人首相は、内に籠(こ)もる選択をした。代表選に向け、にわか勉強でもしているのかと感心していたら、出てきたのが日韓併合100年にあわせた首相談話だった。
▼談話づくりに奔走した仙谷由人官房長官は、「平成7年の村山談話の踏襲にすぎない」と民主党内の慎重派を説得したそうだが、返す必要のない文化財まで「お渡しする」と約束した。第一、踏襲するなら改めて閣議決定するまでもない。よほどほかにする仕事がなかったのだろう。
▼一読したが、一国を代表する者の談話とは信じがたいほど軽い。ことに「私は、歴史に対して誠実に向き合いたいと思います」というくだりは、全共闘世代らしい思い入れたっぷりで笑ってしまった。
▼笑えないのは、どうやら民主党幹部のほとんどが、アジア各国に謝罪を繰り返す一方で、約250万柱の戦
没者を祭る靖国神社を軽んずるのが「歴史に誠実に向き合う」あかしだと思い込んでいることだ。8月15日に靖
国神社に参拝する予定の閣僚が誰もいない事実こそが、この政権の本質を物語っている。
自民党政権時代も小泉純一郎首相退任後、在任中に参拝した首相はいなかったが、それが政権交代を早めた一因だと小欄はにらんでいる。祖国を守るため亡くなった人々の慰霊と外交とを天秤(てんびん)にかけること自体、政治家として失格だ。
▼愚にもつかぬ談話を出した首相に、いまさら何を言っても無駄だが、普天間問題にせよ、財政再建にせよ、やるべき仕事はいくらでもある。歴史でなく、現在進行中の政治にこそ誠実に向き合ってほしい。

はい、恥知らずの厚顔無恥を曝け出したネトウヨ同人誌のくだらねえウンチクはさておいて

ウサンクサイケイ抄8月11日
小人閑居して不善をなす、とはよくいったものだ。ジャーナリズムとは、自分の足で汗水たらして情報を稼いでスクープをものにするのが常なのだが、産経新聞は、内に籠(こ)もる選択をした。内にこもっている間、岩波や平凡社東京大学出版会などの一流研究書と格闘しているのかなと感心していたら、出てきたのが日韓併合100年にあわせた首相談話に対するヘイトスピーチと怨念にまみれた産経抄だった。
▼談話づくりに奔走した仙谷由人官房長官は、「平成7年の村山談話の踏襲にすぎない」と民主党内の慎重派を説得したそうだが、返すべき貴重な文化財を「お渡しする」と約束した。第一、踏襲するなら改めて閣議決定するまでもないのに閣議決定までしなければいけないというのは、今までの河野談話村山談話などを産経新聞とか言う変なチラシの裏ミニコミ誌なんかや阿呆なネトウヨ連中、さらには政府高官筋までもが邪魔をして、安倍とかいう三流大出身のぽんぽん痛い首相がサ・ファクトなどといった恥知らずの声明文を出したりなど、余計な仕事を増やしてしまった為なのだから仕方が無い。普通の国家なら誠実さを評価されてしかるべき行為をここまで悪意と偏見をもって書き立てるとは、産経グループはよほどほかにする仕事がなかったのだろう。
▼首相談話を一読したが、一国を代表する者の談話としては少し軽いと思われるかもしれない、しかし上から目線でウンチクを垂れるどっかの変な新聞とはちがいはるかに好感が持てる。ことに「私は、歴史に対して誠実に向き合いたいと思います」というくだりは、ごく普通といえば普通だが、産経新聞とかの腐ったメディアが事ある毎に垂れ流す上から目線の能書きなど比べるまでも無く素晴らしいものである。
▼笑えないのは、どうやら産経グループのほとんどが、アジア各国に蔑視と敵意と嘲笑を繰り返す一方で、A級戦犯をはじめ、海外遠征において略奪犯殺を繰り返し、あまつさえそれらを「英霊」として祭り上げている変なコスプレ会場の靖国神社とかいうオタク観光スポットを持ち上げるのが「歴史に誠実に向き合う」あかしだと思い込んでいることだ。靖国神社参拝を事ある毎に政争のネタにして、狂ったように喚き散らす事実こそが、この5流ミニコミ誌の本質を物語っている。
自民党政権時代、小泉純一郎首相退任後、在任中に参拝した首相はいなかったが、それが政権交代を早めた一因だと産経は書いている。海外の戦地で略奪犯殺のやりたい放題をした連中が祭られている伏魔殿と、政権交代を結びつけるというオウム真理教もびっくりのオカルトここに極まれる発想自体、ジャーナリズムとして失格だ。
愚にもつかぬ妄想とデムパを出し続けている産経に、いまさら何を言っても無駄だが、誤植、捏造、2ちゃんソースからの記事の見直し、数少ない良心派でもあった福島香織氏の再招聘や安倍ちん親衛隊隊長阿比留とかセカンドレイパー花岡とか恥辱の伝道こもりんとかの無能三羽烏の追放にせよ、すでにジャーナリズムとしてはご臨終である産経の会社更正法申請や民事再生法申請による会社組織自体の清算にせよ、やるべき仕事はいくらでもある。現政権に対するヘイトスピーチネトウヨ万歳扇動に血煙をあげるのでなく、現在進行中の自身の経営にこそ誠実に向き合ってほしい。