日々雑論 余程サンケイは民主党が嫌いなんだろうねえ

 えーと、惨刑の記事を(あんまり見たくないんだけど)つらつら見てましたが、案の定というかやっぱりというか…
 日銀副総裁についての記事が載っておりました。
以下惨刑4月8日記事より引用します。(斜文字引用部分)

日銀人事に民主不同意…コケにされた財務省

民主党が、元財務官の渡辺博史・一橋大大学院教授の日銀副総裁就任に同意しなかったことで、日銀総裁人事で最大限の配慮をした財務省の面目は完全につぶされた。元副総裁の武藤敏郎氏、国際協力銀行総裁の田波耕治氏という2人の事務次官経験者の総裁就任を覆された財務省にとって、渡辺氏は日銀への影響力を保つための切り札。財務省の打撃は大きく、政府内の影響力低下は避けられそうにない。

 なんで何が何でも日銀に財務省の影響を保たなきゃなんないの? 影響力低下したほうが独自性が出せていいじゃない。

 「見識はあるし、人格だって優れている。渡辺さんは総裁だって務まる人。民主の反対の理由が全く理解できない」。渡辺氏が不同意になったことに財務省幹部は憤った。財務省出身者の日銀入りの可能性はほぼ断たれ、財務省の落胆が広がっている。
 そもそも渡辺氏の副総裁起用には、鳩山由紀夫幹事長をはじめ民主党幹部にも容認論が広がっていた。それでも同意を得る確約が得られず、政府・与党執行部には渡辺氏の副総裁起用には慎重論も強かったが、「適切な経済運営には財政と金融の連携が不可欠」(財務省首脳)との判断から、渡辺副総裁の提示に踏み切った経緯がある。

 だからさぁ、民主党の主張が「財政と金融の連携は認めない」でしょ? 要するに財務省は日銀に影響力を行使したいだけじゃん 

 民主党が、財務省経験者を日銀首脳人事から排除するのは「財政と金融の分離」「天下りの排除」といった理由からだ。だが、それはあくまで建前。真意は長年保ち続けてきた自民党財務省との蜜月関係にくさびを打ち込み、財務省の弱体化を狙ったものとの見方が強い。
 でた! お得意の「〜の見方が強い」 誰の見方なんでしょうねえ? それに民主党は終始一貫して「財務省出身者」を否定してますぜ。建前とか何とか言ってるが暫定税率であれこれコロコロ方針かえる自民党より民主党のほうが余程筋が通ってる。

 予算編成権を持つ財務省は中央官庁を支配し、予算配分を武器に政治にも影響力を持ち続けてきた。自民党財務省を介して中央官庁や地方への影響力を保持し、持ちつ持たれつの関係を構築してきた。福田康夫首相は日銀首脳人事で財務省との関係を重視してきたが、結局は自らの調整力不足を露呈してしまった。

 官僚との板挟みで苦しいのはわかるけど、蹴られるの判ってて何度も何度も財務省経験者ばっか選出するほうも擦るほうだし、財務省の中央官庁支配と自民党によるコントロール化が破綻してるから問題になっているわけで。問題を維持し続けてずるずるいきたいんでしょうか? さすが惨刑クオリティ。あきれて物も言えんわ

 「今回の一件をきっかけに、いくら優秀で能力のある人材でも『財務省出身』というだけで、活用されなくなる」。財務省内にはこんな見方も出始めており、官邸との関係にも影響が出ることは必至だ。 

影響が無くなれば各省庁や官邸の独立性が出てきていいことじゃない。何か問題あるの? 財務省自民党の集中管理による中央集権型のひずみが修正しきれなくなったから様々な問題が出てるわけで。何にも不都合無いのに何をくっちゃべってるんだか。
惨刑の記事なんかに期待するほうが間違ってますが、相変わらずトバしてくれますねえほんとに