日々雑論 産経は何を考えてるんだろ?

 まー、ネタに困ったときは惨刑を見ろ!てなもんですが、ここまで内容が滅茶苦茶だと読んでてくたびれるというか噴飯物と言うかなんと言うか。
惨刑4月29日主張
もー読んでて呆れて物も言えないので詳細は掲載しませんが、結論だけを言うと、惨刑によれば「昭和天皇のおかげで経済復興がおきた」という事らしいです。
(゜д゜)ハァ?
天皇が戦後の数々の政策を決定したのか? 天皇所得倍増計画を謳ったのか? 天皇が戦後の民主化計画に何か貢献したのか?
 全くの謎です!
 戦後これだけの速さと勢いで復活したのは、敗戦直後の官僚と財界が傾斜生産方式を取り、戦前ですらやれなかった「国民無視、重工業復活最優先」の方針を貫き、そこに朝鮮戦争が勃発して上手にリンクしただけであってこれに天皇は指一本も絡んでおりませんが? 
 「国民」の「生活」は闇市にやらせる。「国」は「国民」の「生活」なんか面倒見ない。「国」は「戦争」で「疲弊」した「各種重工業の復興」を最優先で援助する。民主化政策はGHQにやらせとけばいい。簡単に申し上げますと、「国民の事なんざ知ったことか!国の方針は重工業企業最優先だ!というやり方が傾斜生産方式です。
あれ?
なぁんだ。今と全く変わって無いじゃん 
 断っておきますが、決して私は天皇家を廃嫡しろとか思ってはいません。むしろ、「ここまで長く続いたんだから考古学的な意味で残しとけばいいんじゃない?」位の考えはあります。しかし惨刑の今回のヘンテコな主張を読んだときは思わず飲みかけのカルピスソーダを噴き出しかけました。戦後の各経済政策に全くかかわってないお方のおかげで「高度経済成長」が進んだという珍説は、いったい何処から湧き上がってきたのでしょうか? 惨刑コラムニストの脳内妄想史の賜物でしょうか? それとも惨刑お得意の捏造でしょうか?それとも惨刑は既にデンパにやられちゃってるのでしょうか?