日々雑論 [一連の無差別殺傷事件][マスコミ][情報] ふと感じた事

 先ほど、昨日のエントリをちまっと見直してて、ふと思った。
 「そういえば…今年の始めに起きた連続殺傷事件て…何だったっけ?」
 土浦8人殺傷事件の事なのだが、後一歩のところで頭の中から全く出てこず、おおいに悩んでいた。
 何が言いたいか?
 「事件の賞味期限が早すぎる」のだ
 まあ、自分の記憶力に大いに問題があるのは認めますがね(笑)
 たった半年前にマスコミを含めて世論を大いに巻き込んだ事件ですら、思い出すのさえ苦労するぐらいである。ここでは「賞味期限」と敢えて言わせて貰ったが、「消費」のほうがしっくり来るだろう。
 今、秋葉原無差別殺傷事件に言及する人は沢山ある。テレビなどのマスコミなんかは勿論の事ここのブログもそうだ。だが、今の時点で「土浦8人殺傷事件」について言及する人がどれくらい居るだろう? あるいは「光市殺人事件」でもいいし、「JR岡山駅突き落とし事件」でもいい。
 まず、今、2008年6月16日の時点では、例え引き合いに出される事はあっても中心として述べられている人はほんの一握りではないだろうか? 
 「情報」もご多分に漏れず、散々「消費」され「利益」を吐き出させた後は「他の消費財」と同じように「処分」され「風化」させられ「忘れさせられ」てしまう。「情報」ですら、いや「情報」だからこそなのか。これはただの流行り廃りで捉えてもいい問題ではないと思うのだ。「異常殺人」「極刑を適用」等の「世論」のみを振り回し、「情報」を詳しく吟味することなく「消費」「廃棄」のサイクルを続けるだけに終わるのであれば、何時まで経っても問題は解決しないし、また似たような事件が出てくるに違いない。