日々雑論[映画][ネタ] 現実がモンティ・パイソン化している件

 まー今日は久し振りに背広着てコンクリートジャングル歩き倒したもんだから汗まみれで濡れて気持ち悪いのと、体力的に気持ち悪いのとで危うく吐きかけましたわ。基礎体力って本当に大事だねえと思ってみたり。その癖食欲は全く衰えてないのでどーいうこっちゃと思ってみたり。
 それはさておき
 なんか事実は小説より奇なり、とかいう言葉があるのは知ってるが、現実は映画より奇なりという言葉も最近出来たようである。まあ、思いついた限りをネタで挙げてみても…
 「水からの伝言」騒動なんかあたしに言わせりゃ「ありがとう」を一月コップの水に言い続け、「ありがとう」によって変質した、いっぱい変なのが沸いている水を遠心分離と中空紙幕フィルターでただの水を濾しとって分離された「純粋なありがとう」を実際に飲んでみれば自ずと結論でるんじゃない?としか言いようが無いんだが*1(危険だから絶対やらないでね!)これの分派闘争がずっと前から今でも続いているようなのだ。モンティ・パイソンのライフ・オブ・ブライアンで、ローマ帝国に対抗しているにもかかわらず、「本当の敵はユダヤ人民戦線だ」「ユダヤ解放戦線だ」「ユダヤ民族戦線だ」と飽きもせずに延々と派閥闘争を繰り広げてるユダヤ秘密組織のようにしか見えなかったりするし。 
 いたって真面目で偉大な統治者(と自分では思ってる)本人をからかって小馬鹿にするのは何時の時代でも同じと思うが、ライフ・オブ・ブライアンを何度も何度も観れば観るほどどうもあの変なローマ人の統治者が、発言すればするほどウラにはまって身動きが取れなくなり自爆する安倍晋三前首相に重なってしまったりして仕方が無い。 
 あと、死刑執行サインの実名公開についての異様なほどの盛り上がりもなんだかなぁとしか思えない。モンティ・パイソンホーリーグレイル魔女狩りのスケッチまんまじゃんこれ!と思ってしまったのだな。誰か「俺も奴に殺された!」とどさくさ紛れに叫んだ後で、「今生き返った」と開き直ってほしいものだと思ったのはオイラだけじゃあるまい。
 秋葉原無差別殺傷事件に代表される連続殺傷事件は、かなり深くまで考えないといけない事だとは思うのだが、表面だけを敢えて掠め取って皮肉とギャグというエッセンスをぶちまければ、思い込みだけで結婚式を血塗れにしてしまうランスロットの殺戮スケッチそのものだし、これはいささか強引だが、勇ましく派手に突撃したわりに、情けなく逃亡してしまう一連の歴史修正主義裁判は、まさに吟遊詩人に未来永劫謳われる「逃げた逃げたロビン♪」だしね。一連の各戦争犯罪裁判で豪快に負けており、更に意地になればなるほど新資料が発掘され、もはやほぼ確定している事実にもかかわらず、何故か知らんが変な意地を張って「日本軍は悪くない! 南京大虐殺は無い! 従軍慰安婦は自ら志願した! みんなあれは国民党と共産党の陰謀だ!」と喚き続けるネトウヨ連中は、アーサー王に両手両足を切断されても「ああ、こりゃ引き分けだ!」と言い張る黒騎士そのものだな 
 映画でギャグとしてみてる分には凄く楽しいんだけど、実際に見聞きすると鬱陶しかったり重くなったりするねえこの手の話題は…

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*1:「HAL はいぱああかでみっくらぼ」 あさりよしとお著 新装版より