日々雑論 まーそろそろ…かなぁ?

 まずはこれ

トヨタ株、4000円割れ=ピーク時の半値以下に−東京市場
10月6日19時1分配信 時事通信

日の東京株式市場で、トヨタ自動車株の終値が前週末比180円安の3900円と3日連続で年初来安値を更新し、2005年7月以来約3年3カ月ぶりに4000円の大台を割り込んだ。世界的な景気減速に伴う北米や新興国での販売苦戦が嫌気され、昨年2月に付けた上場来高値(8350円)の半値以下に落ち込んだ。 

 お次はこれ

シャープが下方修正、減益見通し 携帯の不振で
10月6日17時34分配信 ITmediaニュース

 シャープは10月6日、2009年3月期の連結業績予想を下方修正し、営業利益が前回予想から650億円減の1300億円にとどまる見通しだと発表した。前期実績(1836億円)から減益に転じる。7〜9月期に携帯電話の売り上げが大幅に減るなどした上、今後も厳しい事業環境が続くと予想したため。

 修正後の予想は、売上高が3兆4200億円(前回予想比1800億円減)、経常利益が1000億円(同750億円減)、純利益が600億円(同450億円減)。

 前回予想では前期比で増収増益を見込んでいたが、修正後は売上高(前期実績は3兆4177億円)は前期から横ばいながら、営業利益(同1836億円)、経常利益(同1683億円)、純利益(同1019億円)は大幅減に転じる。

 7〜9月期、携帯端末の需要落ち込みが国内で顕著になり、携帯電話の売り上げが大幅に減った上、関連電子部品も不振に。液晶パネルの価格下落に伴い、液晶事業の収益も悪化した。10〜12月期以降も携帯電話と関連電子部品を中心に厳しい環境が続くと予想し、通期予想を下方修正する。

 まー一体アンタは何が言いたいの?とゆー声が聞こえてきそうなんですが、暴利をむさぼる大企業の行く末がそろそろ黄信号になりつつあるんじゃねえの?とゆー事を言いたいんですね。
 車に限らずここ近辺の「モノツクリ」といやあ
1ダミー作る→2ダミーで実験→3データ取り→4対策考えて仕様変更→5 1に戻る
の地味且つ単純且つ金のかかる作業の繰り返しとは違ってですねえ…
1 3次元CADで設計製図→2 設計製図した物にデータを当てはめて解析→1に戻る
という、極めて安上がりで楽しようとした方法にうつりつつありんすね。まぁ、本職の方々から言わせればこれはこれですげー大変なんですが、それでも実際に試作品を製作し、実際にあれこれ仕様変更し、実際に実験してみてその結果を元に更なる実験を繰り返す手間隙に比べれば雲泥の差があるわけで。おまけに3DCADのデータをラインに流し込めば、設備が対応さえしていれば即そのデータに基づいて動いちまう訳だからまさに3DCADつーのは化け物だねえ、と改めて驚いた訳だけど。
 で、その結果どーなったかといーますと、これ以上無い合理的かつコストダウンが可能になったわけですが、その合理的コストダウンの結果、品質まで落ちてしまってる気がするんだよねーと。
 何が言いたいかと言いますとですねえ…
 昔と違ってコストカット、コストダウンが極限まで出来るようになったため、必然的に一つ一つの製品に対してのコストは安くなり、従って昔よりも品質が落ちている、という事ですね。コストカット、コストダウンにより1時的には利益が跳ね上がるかもしれませんが、んな事ばっかやってりゃいずれ売れなくなる。その例としてソニーを挙げるが、昔々は「技術のソニー」とまで言われたのに、いつの間にやら零落し、売れてるのはプレステだけというお寒い状況になってしまいましたが、元はといえばクソニータイマーなんてものを仕込み始めてからおかしくなった訳であって。
 ま、トヨタと違ってシャープの場合は携帯電話の減益が非常にでかい様だけど、んなもんだってそう何個も何個も買うモンでもないし、PCと一緒でフツーの人は使えりゃいーや、じゃないのかな? 丁度エコも叫ばれてることだし、数年で陳腐化し、製造ゴミになるようなツマラン物を大量生産して資源を浪費するよりも、もっと長いライフサイクルで物を見て、一つのものをじっくり使い、それにきちんと対応したアフターを付加価値にしていくほうが余程賢いと思うけどねえ。