日々雑論 おこちゃま?それとも狙ってんのか?

 こんなツマラン事しかネタがないと言うのもお寒い限りだが…
 以下、やほーより

麻生首相>「マンガ、アニメは世界を席巻」とサブカル絶賛 「秋葉原演説はお礼」 初の街頭演説
10月26日18時32分配信 毎日新聞
 麻生太郎首相が26日、就任後初の街頭演説をJR秋葉原駅(東京都千代田区)の電気街口で行った。日本のマンガやアニメが世界で受け入れられているなど得意のサブカルチャー論を交えながら、雇用問題や円高などの対策について語り、「日本は、日本人が思っている以上に強い。日本を世界が見習うような国にしたい」と熱弁を振るった。
 演説の前半は、正規雇用の推進や、中小企業への支援、円高の進行について話しながら、「悪い話ばかりではない。円高になれば石油の値段や食料品の値段も下がる。先の暗い話ばかりする男はもてない」と冗談を交えながら話した。
 後半は、一転して得意のサブカルチャー論を展開。「最近は忙しくなって先週のサンデーやマガジンは読んだが、ジャンプやモーニングは読んでいない」と切り出し、日本のマンガが欧米やアジア、中南米で読まれて、日本語を覚えようとしている海外の若者が増えていることを例に挙げて「日本のサブカルチャーは世界を席巻している」と話した。
 演説は、自民党青年局と女性局が企画した。秋葉原は、06年の総裁選で、得意のマンガを引用するなど他候補を圧倒する演説で一躍注目を浴びた麻生首相の「出発の地」であり、さらに麻生首相も「(首相になった)お礼もかねて、街頭演説は秋葉原からと決めていた」と明かしていた。開始2時間前から人が集まり、演説が始まると駅前の広場だけでなく、歩道橋や駅のプラットホームにも見物人が立つなど、多くの人で埋め尽くされた。麻生首相の登壇時には麻生コールが起こった。【河村成浩】

 ハイハイワカッタワカッタヨ。
 ジャンプやサンデーをあんたが読んでることはヨークワカッタヨ
 で、そんなに漫画が好きならガロは読んでるの? 
 という突っ込みですぐ撃沈しそうなアジですね。他にも色々突っ込みどころ満載なんだけど。
 なんかどっちらけーって感じが満々でうぜえ事この上ないんですが。
 まあ、一つ感心したのは毎日が「アングラ」という言葉を使わず「サブカル」という言葉を使っている事だが、違いを意識して使ってるのならなかなか頭が良いねという、それくらいしか感心するところが無いという位寒い記事ですな。こんなんを話題にしなきゃならんほど日本の状況は悪くなっているとすればそれは余程の重態なんだろう。
 まあ、繰り返すんだけど人の趣味を「いい」「悪い」は言うけれど「やれ」「止めろ」は野暮なので言いませんが…このおっさんの場合、野暮を通り越して悪趣味に突入しているようにしか見えない。しかも「興味観察対象」としての悪趣味ではなく、あまりの鬱陶しさに目を背けたくなる「悪趣味」だ。
 以下、平岡正明「平民芸術」から引用

 それやこれや、吉本隆明サブカルチュアーを論じて個々に穴だらけであり、かつ、全体も駄目だろう。時を失している。サブカルチュアーといわれるようになってからではおそい。それらはアングラの終焉か、資本によって飼いならされた後の姿で、論じる価値の無いものか、論じても仕方が無いものか、論じて気持ちのいいものでしかないからだ。(略)

 これは平岡正明吉本隆明批判の抜粋であるが、麻生太郎と言う現首相であるオッサンの胡散臭さを一言で挙げるとこれで終わる。というより、これに尽きるしこれ以上でも以下でもないとしか言いようが無い。更に加えてこのオッサンは「資本や権力によって飼いならされた後の姿」であるものを利用しているだけにしか過ぎず、メディアとして、情報発信方法として有効であるから利用してやろうと言う気が満々なのが丸わかりなのが余計に鬱陶しい。
 この手の趣味が「オタク」と呼ばれるようになってから久しいが、こんな隙間産業ですら利用し、自らの利益に組み込もうとする巨大資本に驚き呆れるのだが、権力や資本に収奪され、牙を抜かれて毒を吸い出され、人畜無害になってから飼いならされて放牧され養殖されたものが面白いのかなぁと思ってしまう時がしばしばある。
これでも面白そうなネタに喰らいつく嗅覚だけは鋭い積りだが、どーもこの辺りの物が面白そうだと思った事がまるで無い。
 どーもこのあたりに「マニア」≠「オタク」≒「ネトウヨ」の関係が潜んでいそうな気がする。