日々雑論  とりあえず国籍法改正案の成立は一歩前進、なのだが…

 とりあえず国籍法改正案が衆参両議院を通過したのは一歩前進と考えても良いのだろうが、あとは国籍法改正によって発生するであろう権力側の不当かつ合法的な富の搾取をいかに防ぐか、という問題が焦点になるんじゃないのかなと思っていたりする訳で。しかしここまですんなり決まってしまうと、逆に言えば海外から止むに止まれず非合法的に就労に来ている方々に対する、より不当かつ合法的な末端労働力確保のための法案なのではないかとも勘ぐってしまいそうで少し不気味ではある。
 まあ、それはさておき。
 この件について何が頭痛いかといったら自称ウヨ国士サマが「日本潰し法案」と連呼して、気の狂ったように喚き散らしていたのがまさに頭痛の種だった訳だが、まあ城内実とかいった政治屋さんが狂ったように妨害して妄言を垂れ流しながら反対を叫ぶのはご自身の集票力に絡んでくる可能性が異常なまでに高くなることを恐れての事だと理解してやらないでもないし、例のタモガミの件において生放送で軍事評論家に完膚なきまでに叩き潰されたウサンクサイケイ新聞某客員記者*1の妄言なんかも、まあウサンクサイケイ客員記者だから仕方ないよねと諦めるのにやぶさかではない。ただ問題は、頭のおかしい方々が狂った妄想を叩きつけ、汚染廃棄物を撒き散らしていた事にあるわけで。
 まあブログを初めて10ヶ月位になるが、多種多様なデンパを閲覧させていただいたおかげで最近は滅多な内容では「ギャフン」と驚かなくなってしまったのも事実であり、そのおかげであまり他所様のデンパブログを取り上げることも少なくなってきたんだけど、そういう意味でもジュゴンUMA説」をぶち上げたid:ravianroseとかいうどっかのぢょうをうさまのエントリはここ最近の場外ホームラン級のキチガ○であったのでしっかり堪能させていただいたが、それにつけても思うのが、酷士サマ連中の言う事のワンパターンぶりである。
 今回の国籍法でもそうなんだが、「日本乗っ取り法案」と、全くのデンパを画一的に放出しているのをみるにつけ、逆に「ああ、海外の方々はこんなデンパを垂れ流す連中とは一緒にされたくないだろうから絶対に乗っ取りなんて考えないだろうな」と某みくしなんかを見てるうちに可哀想になってきたんだけど、ここまでのデマに踊らされて狂いはてる様を見るにつけ、昔も今も全く変わってないねえ、と思う事しきりな訳だ。
 関東大震災での在京朝鮮人虐殺事件は前のエントリでも取り上げたし、既に皆さんもご存知だろうが、直接のきっかけは「朝鮮人が井戸に毒を投げ入れた」という根も葉もないデマが発端だった。その根も葉もないデマのおかげで稀に見る虐殺事件が起こったのだが、今回の根も葉もないデマで狂い果てる様を見ると、こいつら1mmたりとも進んでいねえなぁ、と思ったりする。

*1:ご存知花岡信昭のこと