日々雑論 たまには自国の事でも褒めましょうか(嘘)

 まーあたしゃただの面白主義者なだけでそれ以上でもそれ以下でもないんだけど、はてなを暫くお休みし「充電」と称して昔の雑誌を漁ってたら結構な楽しみになりました。まだ充電完了してないけどね。
 常日頃からあたしゃ基本的にはニッポソじゃなかった日本つーシステムが大嫌いなんだけど、悪趣味ハンター兼面白主義者としてみると、これがなかなか非常に味わい深いものがあって結構楽しめるわけだ。
 ミズシマなんとかの「南京のナンタラ」とかいう同人映画なんかをちらっと齧るにつれ、実験映画としてもプロパガンダ映画としても赤点落第、いや退学処分なのは言うまでも無いが、見方を180度変えて悪趣味Z級映画としてみれば、「アストロゾンビーズ」と同じくらいには楽しめそうだし。今、足立正生の「赤軍PFLP世界戦争宣言」を繰り返し何度か見ているんだけど、どうミズシマナンチャラが頑張っても「南京のどーたら」は実験映画の手法としてもプロパガンダ映画の手法としても足立正生の「赤P」の足元どころか足の爪の先すらも及ばないというのが正直な感想だ。所詮「パンダ物語」か(嘲) 
 全然今まで褒めてないけど、まぁ待ってくださいよこれから褒めるから(笑)
 ニホンの技術は世界一ィィィィィ!というのは俺の頭の中にもあるんだけど、技術自体が世界一ィィィィィ!とか、そういう事では全く無くて、その技術の使い方が世界一ィィィィィ!と常日頃から思ってはいたのだが、最近とみにそれを強く感じた。
 まあ、最近の圧縮音源の普及とか、通信カラオケとかで特にそれを感じたんだけど、極力元の曲のノリを損ねず、データ量を最小限に削ぎ落とすアレンジとか、こういうみみっちい目的に無駄なハイテクを使う技術は世界一ィィィィ!と思ったりしたわけで。

(略)通信カラオケ用のオケに到っては、データ量を最小に削ぎ落とす必要から、原曲の味わいを極力損ねないように音数を減らしたアレンジに仕上げられているという。こういうせこい目的にハイテクを使わせたら日本の右に出るものは無い(略)

ユリイカ臨時増刊「悪趣味大全」より一部抜粋したが、これを読み返したとき思い当たるどころか大いに感じ入るところアリまくりでグウの音も出なかった。
CATIAに代表される三次元CADの爆発的な普及や、トヨタ方式といわれるカンバン方式、現代の人身売買システムである派遣、外国人研修生制度なんかにしても、せこい目的にハイテクを使う日本人の知恵と言えないことも無い。
ありゃ?結局褒めてネエな…ま、いいか(笑)