今更何言ってんだか

 まー未曾有の超不景気と言われている昨今ですが、無為無策のままひ弱な外需に頼り切り、一部の富の集約のみを是として社会全体への再分配を怠り、内部留保を貯めまくった大企業、とそれにおんぶに抱っこの中央行政、またそれに乗っかる形でしか生き残れなかったのは仕方が無い面もあるけれど、大企業の都合のいいようにのみ展開された明らかに過剰なインフラ設備とまあ、ほんの1年前には戦後最大の好景気とまで騒がれていたのがまるでウソのようですが、こんな事専門の学者様連中が「全く予想がつかなかった」とかほざいてるのを見たりするに、こんなのオイラみたいなド素人でもわかることなのに、と思っちまったわけで。
 オイラに言わせりゃ「こうなるのはわかり切ってた事」であり、んなコタァ当たり前じゃねえか、とも思ってしまうんだけど、今だからそんな事言えるんだろオメェと仰るお方も居られる気もするので、去年の6月頃、ここでUPしたものを一部再掲しておく。

これはただの予言に過ぎないのだが、遠からずトヨタをはじめとする日本の大企業は恐らく没落します。まあ、永遠に栄えるものはないんだけどね。

 国内では派遣労働者や研修生制度などで「労働力」を安く買い叩き、組合は所詮御用組合、末端への還元を可能な限り少なくして企業自体の体力を回復しようとするやり方は少なくとも一時的なカンフル剤にはなっても長期的な強化には程遠い。

 去年の6月13日のものだけど、この時期の大企業は「我が世の春」を高らかに謳歌していた筈だし、某所での阿呆なヘイトコメも若干見受けられた覚えがある。まあ、阿呆の相手は疲れるだけなので何処とは言わんが(嘲) 
 別に自慢したいとかそんなんでは全く無い訳で、ただ、「今更何言ってやがる」てなだけだけど、モノを作っては捨てるだけといった垂れ流しのやり方が曲がり角に来ているにも拘らず、それ「のみ」で利益を上げようとし続けた構造がパンクしただけじゃねえかとしか思えてならない。
この項暫く続きます。