日々雑論 ウサンクサイケイ抄 9月24日

【ウサンクサイケイ抄元版】9月24日
「これが友情の始まりだな」。ニューヨークで、中国の胡錦濤国家主席とにこやかに握手を交わす鳩山由紀夫首相の写真は、こんな言葉が飛び出しても、おかしくない雰囲気だった。
▼映画『カサブランカ』の名セリフのひとつだ。ラストシーンで、ハンフリー・ボガート演じるリックが、それまで敵対していた警察署長にいう。鳩山首相にとって、縁浅からぬ映画でもある。
▼リックは、イングリッド・バーグマン演じる元恋人のイルザと再会する。イルザは反ナチ運動家の夫、ラズロの命を助けようとリックにすがる。リックはイルザへの愛のために、2人を逃がした。ラズロのモデルとなったのが、欧州統合を唱えたリヒャルト・クーデンホーフ・カレルギーといわれている。
▼その思想に共鳴して、友愛という言葉を広めたのが、鳩山一郎元首相だ。日中首脳会談で孫の鳩山首相は「友愛外交」を語り、欧州統合を手本にした「東アジア共同体」構想への協力を要請した。東アジアの覇権を狙う中国に、「ユートピア思想」で臨む首相の外交はいかにも危なっかしい。
▼もっと気がかりなのが、国連気候変動首脳会合で、日本の温室効果ガスを1990年比で2020年までに
25%の削減をめざす、と表明したことだ。「野心的」といえば聞こえはいいが、国民一人一人に、とてつもない負担を強いることになる。すべての主要排出国が、大幅削減の枠組みに参加するのが前提といっても、国際公約の数字は独り歩きしてしまう。
▼「昨夜はどこにいたの?」「そんな昔のことは覚えていないね」。これもよく知られた、『カサブランカ』の名セリフだ。公約の実現が無理とわかって、同じセリフで切り抜けられるほど、国際社会は甘くない。

ウサンクサイケイ抄改訂版9月24日

「これが友情の始まりだな」。ニューヨークで、中国の胡錦濤国家主席とにこやかに
握手を交わす鳩山由紀夫首相の写真は、こんな言葉が飛び出しても、おかしくない雰囲気だった。
▼映画『カサブランカ』の名セリフのひとつだ。ラストシーンで、ハンフリー・ボガート演じるリックが、それまで敵対していた警察署長にいう。鳩山首相にとって、縁浅からぬ映画でもある。
▼リックは、イングリッド・バーグマン演じる元恋人のイルザと再会する。イルザは反ナチ運動家の夫、ラズロの命を助けようとリックにすがる。リックはイルザへの愛のために、2人を逃がした。ラズロのモデルとなったのが、欧州統合を唱えたリヒャルト・クーデンホーフ・カレルギーといわれている。
▼その思想に共鳴して、友愛という言葉を広めたのが、鳩山一郎元首相だ。日中首脳会談で孫の鳩山首相は、
「友愛外交」を語り、欧州統合を手本にした「東アジア共同体」構想への協力を要請した。東アジアの覇権を狙う中国とかいう発想は既に妄想というかデンパというか宇宙からのメッセージというのかニッポソからの毒デンパなのか脳内麻薬の分泌が加速されてしまったのかはよくわからないが、国際平和路線で進んでいる国際世論の中でこの産経新聞のデンパ振りはいかにも危なっかしい。
大企業とその太鼓持ちであるデンパ新聞にとって最も気がかりなのが、国連気候変動首脳会合で、日本の温室効果ガスを1990年比で2020年までに25%の削減をめざす、と表明したことだ。「野心的」といえば聞こえはいいが、長年日本を牛耳って、国民の血税を吸血鬼のように吸い上げながら自民党と政府官僚の庇護の下ぶくぶくとブタのように肥え太り、既に身動きの取れなくなっている醜いだけの大企業様と財界関係者のお歴々に、とてつもない負担を強いることになる。すべての主要排出国が、大幅削減の枠組みに参加するのが前提なのだから、、国際公約の数字を歩調をあわせてゆけばよいだけの話だ。
▼「昨夜はどこにいたの?」「そんな昔のことは覚えていないね」。これもよく知られた、『カサブランカ』の名セリフだ。例え有象無象の圧力などにより公約の実現が無理となったとしても、最大限の努力をするようにすればいいだけの話であって、いいかげん毒デンパの垂れ流しは最早れっきとした公害である事を産経新聞は理解しないといけない。どこかの三文チラシの裏の書き殴り新聞の胡散臭いコラムのように捏造、妄想垂れ流しで済ませられるほど、国内世論は甘くない。

いやー、負け犬の遠吠えもここまでくると最早神の領域ですな。