日々雑論 民主党の国内各政策は所詮羊頭狗肉のようですが、これは評価しないといかんだろう

 まあ、ウサンクサイケイ新聞や自民党の「下野なう」で巻き上がったフィーバーもだいぶ収まり、どれだけ官−民−行−報で構成される鉄の4角形が崩れるかな?と思ってたら崩れる気配もあまり無く、まあ所詮そんなもんね的な感じでしらけつつある与党民主党ですが、小沢一郎氏の訪韓時の国民大学での講演内容は腰を抜かすに値するものだったわけで、これだけでも民主党を評価してもいいんじゃないか?という気にさせるくらいのものだった。
 今日はいつものようにウサンクサイケイ抄読んで馬鹿にしくさろうと思ってたのですが、驚いて腰を抜かしたのでエントリ変えます。

【ソウル=築山英司】韓国を訪問中の小沢一郎民主党幹事長は12日午前、ソウルの国民大学で講演した。約200人の学生を前に日本による36年間の植民地支配を謝罪し、若者が新しい時代をつくってほしいと語り掛けた。
 小沢幹事長は「わが国と皆さんの国には現代史の中で不幸な時代があった。日本国、日本国民として謝罪しなければならない歴史的事実であった」と述べた。続けて「しかし、そのことのみをずっと言い続けていては日韓両国の将来に何の良い結果をもたらすことにはならない。若い諸君は過去の問題を乗り越え、両国の友好親善関係として連帯が必要だという意識を持っていると思う」と呼び掛け。北東アジアの平和と安定のために「日本が積極的に解決策を提示しないといけない」と述べた。
 今回の歴訪で中国を訪問してきたことを紹介。朝鮮半島を含む北東アジア地域は不安定な地域だとして「日中韓の信頼関係の中で安定した平和な地域にしていかねばならない」と述べた。

 以上は中日新聞より抜粋だが、元の記事はこちらである。調子こいて受け狙い発言と強行採決を繰り返し、みっともなく参院選で大敗して職を放り出したどっかの躁うつ病の元総理大臣と違って、小沢氏のこの発言は、日本の小沢、という評価だけでなく「世界のOZAWA」との評価を高めただろうと言う事は想像に難くない。外国人参政権にしても、もはや海外の方々の労働力、生産力を頼りにしなければ「やっていけない」ほどに国内の第1次第2次産業は足腰が弱っているのだから、真剣に考察、検討しなければいけない時期をとっくに過ぎており、もう一刻の猶予も無いような状態であり、むしろ遅すぎたぐらいである。
 その事をそんなに疑うのであれば大会社の工場の朝晩の風景を見てみればいい。
 住居から職場への移動の自由すら封じられ、「送迎」される海外派遣労働の方々が、「派遣元」のマイクロバスで工場へ移動する様を嫌でも見ることが出来るはずだ。
 参政権の導入などにより、同国の方々のコミュニティなどといった既存のセーフティネットが崩れたりするというような負の面に対する考察や弱者保護という面からの考察がまだ足りない気がするので個人的には時期尚早な感じもするのだが、小沢氏はもはや一部の阿呆守からの評価なんざどうとも思っておらず、世界における民主党、世界のOZAWAとしての自負があるのだろうと感じる。この点阿呆守のインテリモドキ「だけ」に受けがよかった安倍ちんとか麻生とかとは雲泥の差で、少なくともイタリアサミットで誰も相手にされずに愛想笑い振りまいていた「だけ」のダミ声のおっさんとはやはり格が違うなあとも思う。