日々雑論 ウサンクサイケイ抄12月29日

産経抄】12月29日
デトロイト上空を飛行中の米旅客機内で起きた爆破未遂事件は、危ないところだった。機内でアブドルムタラブ容疑者を取り押さえたオランダ人男性、ジャスパー・シュリンガさんは、「ヒーロー」として称賛の嵐のなかにいる。
▼2001年の米中枢同時テロの際、乗っ取られた旅客機内でテロリストたちと戦った、勇気ある乗客たちを思いだす。ホワイトハウス突入はくい止められたが、旅客機は墜落した。英雄の活躍だのみでは、テロとの戦いはおぼつかない。
▼報道によれば容疑者の父親は、息子の過激な思想に不安を抱いて、米側に通報していた。ところが、テロリストのデータベースに登録されたものの、航空機搭乗拒否リストへの掲載は見送られた。警戒に穴がなかったか、厳密な検証が必要だろう。
▼容疑者の父親は、ナイジェリアの大手銀行の会長を退任したばかり。容疑者は、ロンドン中心街にある時価4億円の高級アパートに暮らし、ロンドン大学で機械工学を学んだ御曹司だった。そういえば、米中枢同時テロで、旅客機を乗っ取り、世界貿易センタービルに突っ込んだエジプト人、モハメド・アタ容疑者も、裕福な弁護士の家に生まれた。
▼2005年の英同時テロの犯行グループの中核を占めていたのも、外国人医師たちだ。そもそも、国際テロ組織アルカーイダの指導者、ウサマ・ビンラーディン容疑者からして、大富豪の家の生まれである。貧困がテロを生むというかつての常識は、今や通用しない。
▼つまり、経済復興だけでは、テロは根絶できないのだ。海上自衛隊の補給支援活動を打ち切る代わりに、アフガニスタンへの4500億円もの支援を約束した日本政府の決断は、ピントはずれとしかいいようがない。

年の瀬だと言うのに相変わらずデムパ新聞はデムパを出しまくってます。

【ウサンクサイケイ抄】12月29日
デトロイト上空を飛行中の米旅客機内で起きた爆破未遂事件は、危ないところだった。機内でアブドルムタラブ容疑者を取り押さえたオランダ人男性、ジャスパー・シュリンガさんは、「ヒーロー」として称賛の嵐のなかにいる。
▼2001年の米中枢同時テロの際、乗っ取られた旅客機内でテロリストたちと戦った、勇気ある乗客たちを思いだす。ホワイトハウス突入はくい止められたが、旅客機は墜落した。英雄の活躍だのみでは、テロとの戦いはおぼつかない。
▼報道によれば容疑者の父親は、息子の過激な思想に不安を抱いて、米側に通報していた。ところが、テロリストのデータベースに登録されたものの、航空機搭乗拒否リストへの掲載は見送られた。警戒に穴がなかったか、厳密な検証が必要だろう。
▼容疑者の父親は、ナイジェリアの大手銀行の会長を退任したばかり。容疑者は、ロンドン中心街にある時価4億円の高級アパートに暮らし、ロンドン大学で機械工学を学んだ御曹司だった。そういえば、米中枢同時テロで、旅客機を乗っ取り、世界貿易センタービルに突っ込んだエジプト人、モハメド・アタ容疑者も、裕福な弁護士の家に生まれた。
▼2005年の英同時テロの犯行グループの中核を占めていたのも、外国人医師たちだ。そもそも、国際テロ組織アルカーイダの指導者、ウサマ・ビンラーディン容疑者からして、大富豪の家の生まれである。貧困がテロを生むというかつての真理は今でも真理であって、更に言うなれば元々強大な元首の下、極めて平和かつ緩やかな部族社会で構成されていた社会に「近代国家」の理屈を持ち込み富を収奪、社会を混乱に陥れた近代帝国主義国家というシステムの矛盾がテロを生む。これらの被支配者側の富裕層がその「矛盾」への回答として「義憤」に駆られてテロの指導者になるのだろう。そこのところの考察をすっぽり落とし、なんか上から目線で偉そうに腐った駄文を垂れ流す産経抄とかいうデムパコラムがあるようだが、そこまで考察しているのか?(嘲)
▼つまり、経済復興だけでは、テロは根絶できないのだ。経済復興も含めた近代民族国家主義というものの矛盾を考えた上で研究、行動をしなければテロは根絶できない。海上自衛隊の補給支援活動を打ち切る代わりに、アフガニスタンへの4500億円もの支援を約束した日本政府の決断は、ピントはずれとしかいいようがない」と断じたウサンクサイケイ新聞の無責任なアジは、暴力に対する負の連鎖を煽り立てるだけである。ピント外れとしか言いようがない。

産経抄を誰が書いてるは知らんが…
呆れて物が言えんわ。
近代史で一席ぶりたいならちゃんと近代史勉強してからにしろやとしか…