日々雑論 敗軍の都知事 駄法螺を語る

えー、珍銀行東京の無様な失敗の件に続き、東京オリンピック構想のこれまた見事なまでのコケップリを満天の元に曝した某国の某賭知事ですが、自らの構想の無茶振りが嵩じて仕方なくボランティアが動いた去年や、それに触発されていやいや国が動いた今年の派遣村に対し、寝惚けた事を語っております。以下、毎日新聞より

石原知事:派遣村「あの程度の行事」 入所者「甘えた話」
2010年1月8日 19時26分
 国と東京都が開設した「公設派遣村」で多数の入所者の所在が分からなくなっている問題を巡り、石原慎太郎知事は8日、「こっちは国に頼まれてやったこと。国の役人が現場へ来て手伝ったらいい」と述べ、国の責任を強調した。鳩山由紀夫首相や閣僚が派遣村を視察したことについては「あの程度の行事に総理大臣が出かけて行くべきじゃない」と批判。「私は行きません」と断言した。
公設派遣村は国が費用を負担し、実施場所の確保や運営は国の要請を受けた都が受け持っている。石原知事は「本当は現場を構成するはずの国が何もしないでおいて、総理大臣が(視察して)『お気の毒ですね、大変ですね』っていうことで済むのかね」と述べた。
公設派遣村は5日から、日雇い労働者向け宿泊施設「なぎさ寮」(大田区)に拠点を移し、2週間の期限で入所者の支援を続けているが、石原知事は「期限は延長しない」と明言。入所者については「仕事をあっせんしたら『それは嫌だ』と言い、とにかく生活保護をもらえれば結構だという人もずいぶんいる。甘えた話だと思います」と語った。【市川明代】

この賭知事の言動を見て妙にオーバーラップする故人を思い出しますな。
光栄ある大日本帝国陸軍将軍様に似ておりませんか?
自分の成功譚は嬉々として語るくせに大失敗に関しては矢鱈他人のせいにする所といい、口だけは達者な癖して自身の責任を追求されると途端に怒り出す所といい…
大日本帝国陸軍中将 牟田口廉也
そっくりっすね。
珍銀行東京の件や東京オリンピック失敗したら責任取るといったのに全く責任取ろうとせずに、陰謀論をぶちまけたりするほうが「甘えた」話だと思うけどねえ。
更に言うなればこういった社会救助ネットワークは都市行政の中でも非常に重要なウェイトを占めているはずなのに、そういった地味ではあるが非常に重要なファクターに対して見て見ぬ振りをして、臭い物に蓋をし続けるのはいい加減やめたほうが良い。上っ面だけを変な電飾や妙なイベントなんかでガビガビに飾れば人が寄ってくるような時代はすでに終ったのだ。まあ、野球に例えるなら…

オールスター戦に実力も無いのに知名度と政治力で出場し、満員のスタジアムで豪快にスィングしたはいいが、バットにボールがかすりもせずに無様な三振に終った癖して相手バッテリを卑怯と罵しり、チームの縁の下の力持ちとも言える地味だが目立たない守備の名手を侮辱する自称チームの大黒柱で4番打者

と言ったところか。まあ、ひとつだけ言える事は
「東京都民じゃなくてよかったなあ」
の一言に尽きるわけだが。