日々雑論 世の中には暇な方が居るもんで

まーここのブログ主はただの左翼面白主義者の成れの果てというのは繰り返し何度も何度も述べているとおりで、別に先ほどの【出張】エントリだって勘のよい方はお分かりかと思うがそれぞれウサンクサイケイ新聞こと産経の【主張】をいじったらどうなるか?という実験のひとつでした。
 その結果自分でやってて、産経抄いじりと違い、ホントよくある内容に終わってしまって思った以上につまらなかったから、こりゃ失敗だったなと思ったのでやめちまおうと思っていたのだけど、思いのほか変な方がコメに食いついてきた。
 昨日職場でそのコメにざっと目を通してみたが、ガチなのかネタなのか今ひとつ判断が難しいし、またヘイトスピーチなのかどうかも判断つきかねるが、多分コピペの類ではないだろうというのはなんとか推測できた。こんな端っこの腐れエントリにわざわざ血煙あげて長々と入力するその努力「のみ」は買って、今回は真面目に相手をしてあげましょう。普段なら「過去エントリ読んでくれ」の一言で済ますんですが(笑)
では、この方のコメを細ぎりにして、ひとつひとつ観ていくことにいたします。

近隣諸国が現在の文化や政治体制を手に入れたのは、日本が俗に言う無謀な戦争をして、にっちもさっちも行かないかの国々の旧体制を破壊してくれたお陰。

さて、のっけから。
にっちもさっちもいかないかの国々というのがどこを指すのかわかりませんが、とりあえず当時の日本は私の過去エントリを見ていただければ判るようににっちもさっちも行きませんでしたな。世界恐慌の真っ只中、にっちもさっちも行っていた国といえば5カ年計画まっしぐらのソ連邦くらいなもので、他の国々は多かれ少なかれにっちもさっちもいってません。

 この考え方は、欧米の植民地から戦後解放された東南アジアにいけばほぼ常識。

本当にそうでしょうか?
これはこの方の単なる希望というか願望というか願いである可能性が非常に高いです。現実はそんなに甘くない。それが証拠に日本の常任理事国入りの共同提案国になっている東南アジアの国はひとつもありません。それが痛いほど判っているからこそ、日本は常任理事の共同提案国にアセアンに日中韓、インド、オーストラリア、ニュージーランドを加えようとしています。

 戦争は、人類史的な視点からみると、国家や個人や民族を最初から超えて行なわれるものです。
 こうだと知らなくてはなりません。
 言い換えると、地球上に人類が誕生し、人類史の最終目的地に向けて試行錯誤の歩みが始まり、未だその過程にある、という視点から、個人と国家と民族の歩みをみる、ということです。
 
 これを、例えば昭和天皇や俗に言う戦犯など特定の個人や特定の国家の責任にすると、人類史の全体が見えなくなります。

これもよくわからない。神による将棋のようなものという事を言いたいのでしょうが、だったら番長同士の決闘や地元ヤンキーの勢力争い、野球やサッカー、果てはスト?なんかの対戦格闘まで意味がなくなってしまいます。

 東京裁判は、国際法の先例を無視して、先の戦争を、特に日本国のみの責任にすることで、欧米の白人の考え方を絶対化して、黄色人種の日本を人類史上から消すという意図のものでしょう。
 あなたなども、この陰謀に見事にはめられているようです。

有色人種云々というなら、なぜ中華民国も加わっているのでしょうね? 立派な黄色人種ですよ。 さらにどう贔屓目に見ても極東裁判とGHQのレッドパージまでの政策は、天皇の号令の元、自ら進んで命を投げ出すような、現在の、北緯38度線より北にあるどこかの国かと見まごうような状態であった日本を、実験的だが非常にリベラルな民主国家への改造を目指していたものであったのは論を待たないことでしょう。まあ、共産主義対策という事でそれまでの政策を180度転換し、戦前の既存権力を利用した、現実的だが骨抜きになった各種理想主義が今までの日本のゆがみを形成する大元になっているのも明確な事実ですが。

 とくに、大東亜戦争/太平洋戦争が人類史上もたらした一大成果は、たとえば白人のみによる人類支配や植民地支配の停止、人権思想の普及、核兵器に関するはじめての認識とこの取り扱い方の考察の必要性の発生、戦争をその被害や勝利の面からのみ見るのではなくて、これを突き放して見る視点の一般化、ここから戦争を人類史的に科学的に技術的に見直し考え直す試みなど、その戦争によって人類史上初めて手に入れたものをもたらしました。
 あなたは、いま、この成果の下で生きています。

これも全く理解できない。戦争というのは政治の延長であり、暴力手段によって相手を屈服し、従わせるというものでしかありません。スデゴロでの殴り合いだろうが核兵器だろうが暴力装置という点において程度の差こそあれ、なんら変わるものではない。スデゴロに対しての鉄パイプやポン刀を使う発想となんらたいした違いはない。さらに付け加えて言うなれば、今の日本の経済的繁栄は、敗戦後官僚と政治屋と財閥が一緒になって傾斜生産方式を行い、それが朝鮮戦争と上手にリンクしただけであって、国民生活なんざぁ闇市とGHQにまかせておけ! それよりも財閥様の復興じゃ、大企業様の復活じゃ!という日本政府の基本理念は今でもしっかり生きているように思われます。

 言い換えると、あなたとあなたの発言の前提にある俗に言う左翼思想や世界の中心として全世界を支配すべきは漢人だという中華思想や日本など元々存在し無いと言う朝鮮人の日本蔑視と優越思想からは、人類史に貢献する何物も誕生しないし、この先も変わらない、ということです。

私はそんなことは言ってませんし、ここでいう貴方の左翼思想というのが残念ながら私には全く理解できません。まあ貴方の妄想というか毒電波というか宇宙からのメッセージをあなた自身が脳内で受け取ったものと判断します。
 ちなみに、政治における右と左の区別何ざ、私有財産を認めるか否かだけの話であり、そこになぜ他国の蔑視が絡んでくるのか理解に苦しみます。腐れ左翼面白主義を自称するアチキから言わせてもらえば、財産分配はテキトーのどんぶり勘定、面白さこそが最優先、老若男女人種問わずみんなが面白ければそれでいいというのが私の基本スタンスです。そのような左翼思想とどうして他国の蔑視が関係するのですか? 
 確かに他国の蔑視云々カンヌンは確かに私の前のエントリで述べていますし、これからも取り上げようとしてますが、その中ではぶっちゃけて言えば「ニホンジンとはトニー谷でありイヤミでありスネ夫である」という事しか言ってません。

 しかも、人類史では、その形でしか手に入れることが出来なかった、言い換えるとその戦争無しでは、例えば白人による世界支配や植民地支配や日本国では社会主義共産主義かぶれの軍人による全体主義的な政治体制が維持されるのを一気に破壊することなど、とても難しかったでしょう。
 現に北朝鮮は、戦争による一気の体制崩壊が無いものだから、間違った政権が半世紀も続いています。

これも残念ながらよくわかりません。そんな事を言ってしまえば戦前からの官僚がしぶとく生き残り、その影響が今でも続いている日本なんかもあなた流に言えば間違った政権が続いているということになるでしょう。まあ、戦後のレッドパージの元で進められた自民党独裁政権が間違った政権であった事は論を待ちませんが。

 1千年先、1万年先から今を振り返って、俗に日本が無謀に始めた大東亜戦争が人類史にもたらした一大転機は、より一層鮮明になる筈です。
 この中で、人類史で、自ら多大な犠牲を払いながら日本一国が果たした役割/貢献は、奇蹟としか言い様がない、と評価されるでしょう。
 一方、日本の近隣諸国は、そのとき未だ人類史上に存在して居らず、日本の介入によって初めてその存在を始めた、という記述されているでしょう。

一万年ですか…大きく出ましたね。
日本という国はおろか人間という種自体残っているか怪しいものです。

 個人や民族や一国ほ超える戦争責任などありえない!
 こういいますかな・・・。
 先日、管総理は、我が政権の存在の意義は、将来の歴史的な判断に委ねられるとか言ったようです。
 政治家は、一般的に、何をしても個人的な責任を負わず、問われない神聖不可侵の存在だ、と勝手に決めている節があります。

あなたさっき個人や民族や一国を超える戦争責任なぞありえない!って言ってませんでしたか?なぜ管総理大臣という特定個人にだけ、責任を問うているのです?貴方にとっては管総理大臣は神の手の代理者なのですか?

 これが、具体化されて、議員の不逮捕特権のようになっています。
 人類のための共産主義革命に携わった者に普通の個人的な犯罪責任を問うのは不当だ、という考えなら、かって、過激派の裁判では普通に聞く事が出来ました。
 死刑廃止/死刑反対は、革命のために幾ら人を殺しても革命の戦士の使命の方がヒトの命よりも優先するという論理の一環デス。
 言いたいのは、個人責任や1国家の責任を超える人類史の流れに則った、物の見方/考え方があるということです。

 で、結局何が言いたいの?
 武装闘争による無政府共産革命運動を評価するのかしないのか?貴方の文面からは全くわかりませんし、なぜそんな例えが出るのか理解不能です。