日々雑論 [映画] 我々は「ニッ」の騎士だ!盆栽をもってこい。さもなくば「ニッ!」と言うぞ

 やぁー、モンティ・パイソンホーリーグレイルとライフ・オブ・ブライアンがお願いアマゾンしてから1日一寸で来たので早速観てしまいましたよ!
 あー駄目だもー笑い死にしそう。 
 死にゃよかったのにって? 残念だねえ。
 植木等の「のんき節」じゃないけれど、
 「〜オレはちょっくらちょいでは死にやせんハハ呑気だねぇ♪」
 なんでねえ
 「ホーリーグレイル」では国家、権力、権威、歴史、身分、伝承全てを茶化し、馬鹿にしまくり大笑いさせていただいたのだが「ライフ・オブ・ブライアン」ではそれに加えて宗教、民族、左翼分派闘争、メディアまで小馬鹿にしくさってもーたまらん♪ カトリック圏内で上映禁止が相次いだ、との事だがさもありなん。「靖国」とは違ってこれでもか!と言う位、何から何まで危険なネタや洒落にならない冗談の塊だと誰もが納得するな。アタシゃ腹抱えて笑い転げたが。
 最後の「人生狂騒曲」では生命までギャグのネタになってましたな。流石にやりすぎでネタが無くなっちゃったみたいですが。まぁ、「人生狂騒曲」はDVDで持っているのでこれで「アンド・ナウ」を除くモンティ・パイソンの映画が全てDVDで揃ったわけだが、感無量である。
 「ライフ・オブ・ブライアン」と「人生狂騒曲」は前からビデオであったので比較的早くからレンタルして観ていたのだが、「ホーリーグレイル」だけはずーっと前に字幕版が出たっきりでそれ以来ビデオになってなかったのだ。市内のレンタル屋を探しに探してようやく字幕版を見つけたのが一寸前。それからDVDで一度出ているのだが残念な事に買い逃してしまっていた。というわけである意味今回収録の吹き替え版収録を観るのは悲願だったのだ。尺の関係かところどころに字幕が出るのは仕方ないが、まあいいや。
 今回のDVD購入に関してはきっての名声優である広川太一郎氏が他界されていたので、その追悼の意味もあったから少ししんみりしてしまう。エリック・アイドルのアドリブ吹き替えは素晴らしいの一言に尽きるわけだし。Mr.Boo!!もDVDで買おうかどうか悩んでる。
 それにしても日本で似たようなギャグ探すとなると「スネークマンショー」とか「左翼面白主義」位しか思いつかんねえ…赤瀬川原平の千円札事件とか位か。こういうギャグって日本では受けないのか? それとも危ないから皆ドン引きしちゃうのか? 受け入れる下地が無いのか? まぁ、全部だろうけど、日本はそういったものを受け入れるだけの成熟した社会ではない、という事に繋がりそうな気がする。